屋根塗装とは?

屋根は、風雨や紫外線、積雪などの自然環境に常にさらされ、劣化しやすい部分です。屋根塗装を行うことで、防水性や耐久性が向上し、ひび割れや錆びの発生を防ぐことができます。これにより、雨漏りを防止し、建物内部の腐食やカビの発生を防ぎます。また、遮熱塗料を使用することで、夏の暑さを軽減し、エネルギー効率を向上させる効果もあります。定期的な屋根塗装は、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を保つために欠かせない重要なメンテナンスです。

CHECKPOINT

屋根の種類

スレート屋根イメージ

スレート屋根

軽量で耐久性があり、コストパフォーマンスが良い。多くの住宅で使用されている。

セメント瓦

セメントと砂を主成分として成形・着色した屋根材で、耐久性と耐火性に優れています。独特の重厚感があり、日本の住宅に多く使用されています。自然な風合いと多様なデザインが魅力で、比較的経済的な屋根材として人気です。

折版屋根

折版屋根(せっぱんやね)とは、金属製の板を波形や山形に折り曲げた形状の屋根材を使用した屋根のことを指します。この形状により、軽量でありながら高い強度を持つことが特徴です。折版屋根は、主に工場や倉庫、体育館などの大規模建築に使用されますが、住宅や商業施設でも採用されることがあります。

瓦棒屋根

瓦棒屋根(かわらぼうやね)とは、主に金属製の屋根材を使用した屋根の一種で、金属板の継ぎ目部分に「瓦棒」と呼ばれる木製や金属製の角材を取り付け、その上から板金を被せて固定する構造です。一般的にトタン屋根とも呼ばれています。

それぞれの屋根材には特有のメリットとデメリットがあり、建物の構造や気候条件などに応じて適切なメンテナンスを行うことが重要です。

CHECKPOINT

屋根塗装をするメリット

Point

01

防水性、耐久性の向上

屋根塗装により、防水効果が高まり、雨漏りを防止します。特に経年劣化で防水性が低下した屋根には効果的です。また塗料の保護層が屋根材を覆い、紫外線や風雨、酸性雨などの影響から屋根を守り、寿命を延ばします。

Point

02

断熱・遮熱効果

特定の遮熱塗料を使用することで、真夏などの熱い季節の熱を反射し、屋根表面温度の上昇を抑え、室内温度を下げることができます。これにより、冷房費の節約にもつながります。

Point

03

防錆効果

金属屋根の場合、塗装により防錆効果が得られ、錆びの発生を防ぎます。

Point

04

防カビ・防藻効果

特定の塗料には防カビ・防藻効果があり、屋根表面にカビや藻が生えるのを防ぎます。

  • 葺き替え工事
    古くなった屋根材を撤去し、新しい屋根材に葺き替える施工です。
    既存の屋根を取り除く際、内部チェックや補修ができるため、防水性や耐久性が高まります。
    また、屋根の軽量化を図りたい場合にもおすすめです。
  • カバー工法
    既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる工法です。
    屋根が二重になるため、防音性や断熱性が高まります。
    葺き替え工事と異なり、廃材が出ないため、処分費等のコストが抑えられます。
    また、施工も比較的簡単なため、工期が短い点もメリットです。
  • 板金工事
    屋根の金属部分は棟板金と呼ばれ、屋根の中で最も劣化が早い部分とされています。
    板金工事は、その棟板金を修理、補修する工事です。
    屋根全体における工事の予算が取れない方にはおすすめです。
  • 瓦工事
    瓦が割れてしまったり、ズレてしまったりした場合に、補修を行う工事です。
    放置しておくと雨漏りに発展する危険性が高まるため、早めの対処が必要です。
    陶器瓦やセメント瓦など、瓦の種類に応じた適切な施工を施します。